SSブログ

Somewhere In England - George Harrison [Harrison]

この Somewhere In England は当初、80年暮れに発表が予定されていました。

当時、ダブルファンタジーの国内盤の帯にも写真入で予告されていました。
しかし、発売元のワーナーの指示により曲とジャケットの差替えが命じられ発売が延期になります。
ワーナー側はもっとポップな曲と明るいジャケットにということだったそうです。
前作「慈愛の輝き」のセールスやダブルファンタジーの発売時期との兼ね合いが影響したようです。
そんな、最中にジョンの事件が重なり、さらに発売が延びることになりました。

(ワーナー側の差替え指示はクラプトンのビハインド・ザ・サンでも同様に行われました。)

80年に予定された変更前のオリジナル盤
1.Hong Kong Blues
2.Writing On The Wall
3.Flying Hour
4.Lay His Head
5.Unconscious Rules
6.Sat Singing
7.Life Itself
8.Tears Of The World
9.Baltimore Oriole
10.Save The World        太字:差替えられた曲

これはオリジナル盤のレプリカ(ブート)です。
本物のジャケットを売っているのを見たことがあるのですが、高価でとても手を出せるものではありませんでした。
lx 115.jpg
ジャケット裏面
lx 114.jpg
当初80年の発売だったのがわかります。
lx 116.jpg
レーベルはダークホースの2色刷り、サンプル盤のコピーになっています。lx 117.jpg

当初のアルバムを聴いてみると、前作「慈愛の輝き」の延長である印象を強く感じます。

そして81年に発売されたのが、
lx 112.jpg
ジャケット裏面lx 113.jpg

1.Blood from a Clone
2.Unconsciousness Rules
3.Life Itself
4.All Those Years Ago
5.Baltimore Oriole
6.Teardrops
7.That Which I Have Lost
8.Writing On The Wall
9.Hong Kong Blues
10.Save the World      太字:追加された曲

4曲が差し替えられています。
また、ジャケットも明るい雰囲気のものに変更されました。
そして、ここからジョンの追悼曲 All Those Years Ago が大ヒットすることになります。

当時、やっと手にしたうれしさで、電車の中でインナーを出してみるとあの針の写真。
となりに座っていたおばさんが、顔をしかめていました。
たしか、インナーは当初と変更が無かったような?記憶があります。

2004年にリマスターされた際、ジャケットは当初のものになりましたが、曲の変更はありませんでした。

不思議なもので、同じ曲を聴いても曲順やジャケットのイメージで印象がまったく違う印象を受けます。
また、カットされた曲がどれもすばらしい曲なのが、とても残念です。
ファンとしてはどちらも大切なレコードなのですが、出来ればオリジナル盤・発表盤の2枚組で発売してもらえればうれしかったと・・・

昨日の「Sat Singing」のほかに、

「Flying Hour」

「Lay His Head」

「Tears Of The World」


どれもいい曲です!

以上、いつになく写真満載の今日の記事でした。
タグ:Harrison
nice!(7)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 7

コメント 11

paddies

shinさん nice! ありがとうございます。
by paddies (2009-04-01 11:45) 

paddies

xml_xslさん nice! ありがとうございます。
by paddies (2009-04-01 11:46) 

PETTY

クレジットの文字はキレイに印刷されてますね。
ランク高い部類じゃないですかね。
バーコードはどうですか?
私の持っていたのは完全バーコードが歪んでぼけていました(笑)
レーベルは同じくスミ刷りでした。
このレーベルがカラーのヤツが極上クラスですね。

今、オークションにこんなものが出ていますが
粗悪な印刷のものです。
2〜3000円くらいで買えるものが50000円ですって(笑)

http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g73260999


しかし・・・ほんとうになんとか正式発売されませんかね。
完パケ音源なのにブートでしか聴けないのは
哀しすぎます。
オリビアに懇願したいくらいです。



by PETTY (2009-04-01 14:24) 

paddies

PETTYさん ありがとうございます。
バーコードは夕方帰ったら確認してみます。

オークション すごいですね!?

わたしは音楽を聴く時にジャケットのイメージがいつも頭の中に浮かんでくるんですよ。
だから、曲順とジャケットが替われば、もう別のアルバムのように聞こえてしまうんです。
だからやっぱり、ボーナストラックとかでなく2種類で出してもらうのが一番です。
あと、ダークホースと帝国はどうなってるんですかね・・・
密かに74年のライブ期待してるんですけど・・・きっと無理でしょうね
by paddies (2009-04-01 14:44) 

paddies

☆Maki☆さん nice! ありがとうございます。
by paddies (2009-04-01 14:44) 

ベアトラック

コレクター魂ですね!
私には、そこまでこだわっているモノがないなぁ・・・
by ベアトラック (2009-04-01 17:19) 

paddies

ベアトラックさん ありがとうございます。
ぜんぜんすごいモノじゃないです。
2,000円位の安いブートです(笑)
ベアトラックさんのすごいギターとかうらやましいです!(古い記事読ませていただきました。)
話は変わりますが、仕事で糸魚川に居たときでしたら、近かったのにと・・・残念です。
by paddies (2009-04-01 17:50) 

petbottler

こんにちは。PETTYさんのところからやってきました。
僕もこのレプリカ持ってました。
レプリカでも手に入れた時嬉しかったこと覚えてます。
by petbottler (2009-04-02 19:02) 

paddies

petbottlerさん ありがとうございます。
わたしもすごくうれしかったです。
レプリカでも、これが本来の Somewhere In England なのかって・・・

by paddies (2009-04-02 19:13) 

DEBDYLAN

こんばんは~^^。

ホントにジョージが好きなんっすね♪
paddiesさんもPETTYさんも、ファッションなんかはアメリカンな感じなのに、
なんか不思議な感じです(笑)

とかいう僕も、アメリカン気取ってますが、
STONESが大好きだったりするんで(苦笑)

この差し替えのエピソード。
『レコード・コレクターズ』誌のジョージ特集で読んだ記憶があります。

貼り付けた曲聴きながらコメントしてます。

ジョージのアルバム。
僕も揃えたくなっちゃいました^^。
この優しさが琴線に引っかかっちゃいました(照)

by DEBDYLAN (2009-04-02 21:39) 

paddies

DEBDYLANさん ありがとうございます。
アメリカン・・・そういえば意識したことって無かったですね。
まあ、いろんな好きなことの原点がジョージで、ここから広がっていった感じです。
by paddies (2009-04-03 06:58) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Patrick Harlem - Som..G-Shock - DW6900 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。